森機応変

しんきおうへん

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2024.04.03

ミチのムコウ

“ミチのムコウ” は丹波篠山市を中心に、「人・農業・自然」のサステイナブルな関係の完成を目指すメンバーによって2021年にスタートしたプロジェクトです。

近年日本各地の里山が荒廃し、耕作放棄された農地が増えつつある状況の中で、里山の活性化に向けて自然環境と調和した持続可能な生き方を実証することを目的に活動しています。メンバーの共通の想いは、今ある資源を未来へつなげ、「100年後も続く里山モデル」を確立すること。そのために日本酒作りのプロジェクトを実施し、地域密着型の活動を始めました。

2022年に始まった「100人ではぐくむ名前はまだ無い日本酒」プロジェクトでは、高齢化により続けるのが難しくなった農地や一部休耕田になっていた農地に酒米を植え、そのお米で新たなお酒を仕込む、地域に密着した日本酒造りのプログラムです。

お酒が好きな方、里山の空気を味わいたい方、子どもや孫にいろいろな体験をさせたい方など、多様な方々が全国から参加。田植えや稲刈りはもちろん、クワで畦塗りをしたり、竹を切り出して稲木を組んだり、畑で採れたての黒枝豆を茹でて食べるといった里山ならではの楽しみも味わってもらっています。

「里山で暮らしてみたい」「里山に関わる仕事をしたい」という方を対象に、自然豊かな丹波篠山で、有機農業や山での仕事について学べるスクールを開講しています。カリキュラムには座学と実践があり、実際に圃場(田んぼ、畑)で土に触れ、川に山に学び、立体的に「環境と人間活動」の構造を学ぶことができます。

ミチノムコウでは、本プログラムに生徒として参加し学んで終わりではなく、卒業後も一緒にプロジェクトを進めていく仲間、メンバーを求めています。同じ価値を理解し、共有し、将来にわたって、お互いを大切な仲間として認め合える関係をもった仲間、コミュニティーが生まれることが大切だと考えています。

参加者からは、「聞いてわかる知識もありますが、それ以外にみんなで作業をしながら、考えて動きながら、参加者同士がお互いを知ることができるのが嬉しい。楽しさもあり、刺激ももらえて、この団体の一員として自信が持てる農プログラムです。」との声が上がっています。

ミチノムコウは、林業や農業をがっつりやる!というよりは、「生活に根付いた農を身につけたい」「山のことを知ってみたい」という方が集まれるフィールドです。“里山って広いけれど、農も山も実はちゃんと繋がっている” ということを、五感を使い、肌感でわかるよう意識し、大切にしています。

「100人ではぐくむ名前はまだ無い日本酒」プロジェクトでは、稲刈りや農業体験だけではなく、1年を通じてお酒が出来るまでに関わりのある全ての繋がりを実体験してもらうことを大切にしています。まずは入口を開放的に広く取りつつ、そこから何かまたアイデアが出たときに、段階的に進んでいけるような場所にしていきたいと思っています。

【ミチのムコウ】
669-2132
兵庫県丹波篠山市今田町上小野原459-5
michinomukou2022@gmail.com


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