森機応変

しんきおうへん

MAP / NATURE

2024.03.24

鬼の架け橋 金山

鬼の架け橋は、丹波市と丹波篠山市の市境の金山(標高540メートル)山頂付近に存在する、橋梁状の巨岩です。古くから大江山の鬼が架けた橋であるという民話が語り伝えられ、この構造物自体の名前になっていますが、実際には15世紀中頃、地震により崩落した岩が偶然にこのような形状になったと考えられています。

鬼の架け橋までの行き方は、丹波市柏原町から登る方法と丹波篠山市追入から登る方法の2種類がありますが、追入からの方が登山距離が短くたどり着くことができます。追入から行く場合は丹波篠山市の大乗寺付近にある登山口から入り、ここから鬼の架け橋までの所要時間は約30分〜40分。非常に滑りやすい場所もありますので、登山に適さない靴での入山は危険です。安全装備をしっかりして入山することをおすすめします。

鬼の架け橋周辺にはいくつもの巨岩が散らばっており、岩の上に立てば、北から西の展望が開けていて、丹波市の市街や周囲の山々、鐘ケ坂峠などを臨むことができます。

古くから珍しい景色として知られていて、歌川広重が描いた浮世絵「六十余州名所図会 鐘坂」にもその姿が描かれています。明智光秀の築いた「金山城跡」にも近く、途中で鬼の架け橋との分岐点があります。

【鬼の架け橋 金山】
669-2801
兵庫県丹波篠山市追入


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